雨漏り修理専門家が語る 雨樋の修理:自分でやる?業者に頼む?費用の目安と注意ポイント

雨樋

「雨樋が壊れた! 修理にはいくらかかるんだろう?」
「どこに修理を頼めばいいんだろう?」

雨樋が壊れて直したい時、まず気になるのが費用や業者の選び方ですよね。

業者に頼むといくらかかるのか?
良い業者と悪い業者の見分け方は?
自分でできるのか?

など、わからないことがたくさんあって、困ってしまうと思います。

この記事では、雨樋の修理方法、費用の目安、業者の見分け方などを、わかりやすく解説していきます。

雨漏り修理屋の現場スタッフであり、雨樋の修理もたくさんしてきた松坂が、プロならではの視点でお話していますので、安心してお読み下さい。

それでは、まいりましょう!

雨樋の修理費用の目安は?

見積書と電卓

雨樋の修理費用は、「部分的な修理か」「全体の交換か」によって大きく変わります。

一般的な業者の修理費用の目安

雨樋の継手の修理・補修 5,000円〜20,000円(1カ所)
雨樋の清掃 10,000円〜30,000円
雨樋の修理・交換 10,000円〜30,000円(1カ所)
雨樋の修理・交換(全体) 150,000円~500,000円(全体)

あくまでも目安ですが、30坪以内くらいの戸建住宅を想定した金額です。

まわりの環境、建物の種類や構造、修理の規模などによって、上記の金額を下回ることも、上回ることもあります。

例えば築10年以下の新しい住宅では、同じ型の雨樋の在庫があるので、修理費用も安くなる傾向にあります。

逆に、築年数が30年以上などの古い住宅の場合、修理箇所が少なくても、同じ型の雨樋がないので、費用が高くなる傾向にあります。

雨樋とは? 雨水から家を守るガードマン

ここでは、そもそも雨樋って何なの?というお話をします。

雨樋は、雨水が建物に入るのを防ぐものです。

屋根を流れる雨水をキャッチして、地面や下水に運ぶ役目があります。

もし雨樋がないと、軒先から雨水がボタボタと下に落ちてしまいます。

そうなると、地面に穴や溝ができて、建物の基礎や地盤が不安定になります。

雨樋のない軒先

また、雨水は外壁にも伝わるので、外壁も腐食します。

「雨樋が壊れたくらい、大したことないよ」というのは、残念ながら大間違いなんです。

放っておくと、最悪、大規模なリフォームや建て替えになるケースも。

実際私も、壊れた雨樋を放っておいて、120万円のリフォーム+外壁塗装の工事が必要になったお客様を担当したことがあります。

大きな修理が必要になる前に、雨樋修理をしましょう!

雨樋が壊れる原因 :ゴミや風雪、経年劣化など6つある

雨樋が壊れる原因は、6つあります。

原因1 落ち葉などゴミが詰まる
原因2 経年劣化
原因3 傾斜(かたむき具合)がおかしい
原因4 風や雪などの影響
原因5 継ぎ手(つなぎ目)の故障
原因6 金具の故障

原因別の修理方法 :ポイントをおさえて良い修理を

それぞれの原因で、修理方法はちがいます。

これから、ひとつづつ見ていきましょう!

原因1:ゴミ詰まり

雨樋にたまったゴミ

雨樋には、葉っぱや木の枝、飛んできたさまざまなゴミなどが集まります。

なかでも、集水器と縦樋に多く集まります。

集水器とは、軒先の雨水が流れる軒樋と縦樋をつなぐ部品です。
縦樋とは、水を下に通す、縦の樋です。

近くに木がある建物や家だと、落ち葉が詰まる可能性はかなり高いです!

また、鳥の巣や、小動物の死骸などが詰まりの原因になることも…。
意外に思われるかもしれませんが、けっこうあるんです!

集水器が詰まると、雨樋から雨水があふれて、漏れてしまいます。

ここでは、集水器のゴミ詰まりの対策をお伝えいたします。

軒樋・集水器の詰まりの対処
雨樋の集水器と縦樋

集水器の近くにハシゴをかけ、ゴミを取りのぞきます。

手前のゴミや近くのゴミだけではなく、目の届く範囲の軒樋を、遠くまで確認しましょう。

また、詰まりの原因になるようなデッパリなどがあればヤスリで削るなど、できる対策はしておきましょう。

1枚の葉っぱがデッパリや突起物にひっかかり、その葉にまた別の葉がひっかかって…ということが繰り返され、詰まりは起こります。

葉の間にが砂やホコリやゴミが詰まりますし、雨水で葉は腐食していきます。腐食した葉同士がカタマリになり、雨樋の詰まりが起こります。

こんなことが起こるので、最低でも年に1回は、雨樋を確認しましょう。

雨樋の掃除方法とポイント
雨樋にたまった落ち葉の掃除

梅雨の前や、秋の落ち葉の季節のあとに、掃除することをオススメします!

雨樋にたまっているゴミ、葉、木の枝などを、ブラシやチリぼうきなどで掃いて集めます。
こびりついている泥、砂、土、ホコリなどは、ヘラなどでこそぎ落としましょう。

掃除が終わったら、バケツなどに水をくみ、水を流してみます。

集水器のところでスムーズに流れればOKです!

ただし、集水器を通ったのにで水の流れが悪い場合は、縦樋が詰まっている可能性があります。

縦樋の詰まりの対処

竪樋には、つなぎ目があります。そのつなぎ目=継ぎ手を外して、縦樋のなかが見える状態にします。

次に、硬めの針金(力を入れて手で曲がるくらい)の先に、縦樋の穴の幅と同じ大きさの布のボールをくくりつけます。
針金の先に、布のボールができましたね。

ハシゴでのぼり、縦樋の入り口から、ボールの付いていない側の針金を通します。下から針金の先が頭を出すまで、ググッと通します。

針金を頭が出たら、布ボールが出てくるまで引っ張ります。
これで、縦樋のなかのゴミを出すことができますよ。
2回できたら、完璧ですね!

布ボールを通し終わったら、水がスムーズに通るか確認します。

原因2:経年劣化

錆びた雨樋

雨樋の寿命は、20年です。長くても25年と考えてください。

20年以上たって、雨樋に穴があいたり、壊れていたら、経年劣化の可能性が高いです。

コーキングや塗装で応急処置もできますが、根本的な解決にはなりません。

プロの業者に、新しい雨樋に交換してもらいましょう。

原因3:傾斜と支持金具

雨樋の金具を留め直す様子

雨樋は、水平ではありません。

集水器に水が集まるように、わざと傾き(角度)をつけて、取り付けられています。

例えば、集水器が右端にあれば右下がりになりますし、両端にあれば「へ」の字型になります。

この傾斜(角度)が正しくないと、雨水がきれいに流れなかったり、あふれてしまいます。

原因は、雨樋をささえている金具のゆるみ・歪みが多いです。
ハシゴを使って、金具をひとつずつ点検・修正していく作業が必要になります。

ただし、力に任せてゆがみを直そうとすると、金具が壊れてしまうこともあります。

また、傾斜の目安ですが、10メートルで3〜5センチ差が出る程度にします。
この傾斜を守らないと、雨樋に水が溜まってしまったり、逆に勢いがつきすぎて集水器の排水が間に合わずに水があふれたりします。

簡単そうに見えて、金具の調整は難しいです。
私も、自分で直そうとして故障が大きくなってしまった例を何度か見ています。
やはり、プロにお願いするのが安全で確実です。

原因4:風や雪

雨樋にかぶさる雪

風や雪、台風などで雨樋は傷み、壊れます。

1階よりも2階のほうが影響を受けやすいので注意しましょう。

このような自然災害の場合、火災保険が適用できる場合があります。

親切な業者さんは、「火災保険に加入していますか?」などと聞いてくれますので、相談してみましょう。

原因5:継ぎ手

雨樋の継手の修理

雨樋のつなぎ目=継ぎ手が外れることがあります。
主な原因は、接着不良や経年劣化です。

高所での修理作業なので、専門のプロに依頼するのが安全で確実です。

1〜2箇所であれば、自分でできる場合もありますので、ここでその修理方法だけお伝えいたします。

まず、雨樋から継ぎ手を取り外します。
そして、同じメーカーの、同じ型の継ぎ目を取り付けます。
ここで注意したいのが、同じメーカーでも、型によって数センチ・数ミリ単位で違うことがあること。
修理業者であれば、バナーで炙るなどして調整できるのですが、素人の方には違う方を合わせるのは無理です。

もし、同じ型の継ぎ手が見つからない場合は、取れた継ぎ手をキレイに掃除します。ホコリや汚れを拭き取りましょう。

雨樋の方も、継ぎ手とくっついていた接着部分をキレイにします。

新しい(またはキレイに掃除した)継ぎ手に、「雨樋専用接着剤」を塗り、スキマなく密着させます。

1〜2着であればなんとかなるかもしれません。
ただし、型の同じ継ぎ手を見つけるだけでも、苦労するかもしれません。

繰り返しになりますが、高所での作業と、再発しない確実な修理をしたいのであれば、プロの専門業者に依頼することをオススメします。

原因6:金具の故障

原因3:傾斜と支持金具をご参照下さい。

自分で雨樋を交換できる?交換の手順をざっくり解説します

ここでは、雨樋交換の手順をご説明します。

1.取り付けたい雨樋のメーカーや型を選ぶ

雨樋は、メーカー、種類、色などを合わせると、合計で100種類以上あります。

形で言うと、半月型・角型など。
材質だと、塩ビ樹脂、ガルバリウム、ステンレス、アイアン、プラスチックなど。

ホームセンターにも、種類は限られますが置いてあります。

ネットのほうが種類が豊富なので、自分のこだわりがある場合は一度ネットで検索されることをオススメします。

2.いまの雨樋と金具を外す

まず雨樋を外し、その後、専門工具で金具を外します。

この時、金具の釘やビスがささっていた穴は、雨漏りの原因になるため、コーキング剤でふさぎます。

3.新しい雨樋と金具を付ける

まず、金具を両端に取り付けます。

金具は、釘(クギ)ではなくビスがおすすめです。

釘は、雨や雪などの影響もあり、やはりどうしても、少しづつ抜けてきます。

ビスはネジ状で抜けにくいので安心です。

4.雨樋に傾斜をつけます

金具に傾斜をつけるため、金具から金具にタコ糸を貼ります。

集水器の箇所が一番低くなるように(雨水が高いところから低いところに流れるように)、傾斜をつけるのです。その傾斜を、金具で調整します。

5.金具に雨樋を取り付ける

傾斜をつけた金具に、新しい雨樋を取り付けます。

この時、集水器を付ける場所には穴を開けて、集水器を取り付けてます。

また、軒樋が長すぎる場合は、専用のノコギリで切って、継手を取り付けます。

6.縦樋を取り付ける

集水器に、エルボという曲がった短い筒を取り付けます。
そのエルボから外壁に向かって樋を伸ばし、外壁に沿って縦樋を取り付けます。

エルボを取り付ける時の接着剤は、専用の強固なものを使います。雨風や雪の影響をふせぐためにも、接続部分の接着はとても重要です。

エルボや形や長さの異なる筒=樋を組み合わせて、障害物を避けながら地面まで樋を伸ばしていきます。
雨水の通り道を、つなぎ合わせて作っていくイメージです。

ざっくりとした説明になりましたが、いかがでしょうか?

雨樋の交換には、道具や材料を揃えたり、安全を確保したり、足場を作ったり、とても多くの過程があります。
流れをご紹介しましたが、高所での慣れない作業は、とても危険です。

私も、「自分で雨樋の交換をしようとして、ハシゴから落ちて大怪我をした」というお客様に、何人かお会いしたことがあります。
なので、素人の方が自分で雨樋の修理をすることは、オススメしません。

安全に、確実に、壊れない雨樋に交換したい方は、みんなの雨漏り修理屋さんまでご相談下さい。
無料で相談、お見積りをしていますので、お気軽にご連絡くださいね。

その他の雨樋の修理のポイント

足場について

足場が必要なケース
  • 2階以上で、雨樋の修理・交換が5メートルを超える場合
  • 隣の家が近く、作業の安全確保のために必要な場合
  • 作業員の安全を確保する場合
  • 作業の効率を高める場合
不要な場合
  • 1階の雨樋の修理・交換の場合
  • 2階部分で、敷地内または隣の家からハシゴを掛ける許可をいただいている場合

雨樋の支持金具について

雨樋を支える支持金具は、3種類あります。

ステンレス製、プラスチック製、亜鉛メッキ製です。

錆びにくいステンレス製がおすすめですが、割高になります。

雨樋の修理を火災保険で直せる場合

家の模型と電卓

風や雪で雨樋が壊れた場合、火災保険が適用されることがあります。

つまり、風や雪が原因で雨樋の修理が必要になったら、保険会社が修理費用を負担してくれるのです。

火災保険の「風災補償」「雪災補償」という保険項目が該当します。また、雹(ひょう)も当てはまります、

例えば、台風、落雷、暴風雨、強風などで雨樋が壊れた場合も、火災保険が効く可能性があるのです。

もし火災保険に入っている場合は、加入している保険会社のホームページや資料で確認してみましょう。

「自分の家の場合、火災保険が適応されるのかわからない…」

そんな方は、みんなの雨漏り修理屋さんにご相談ください。
火災保険について親身にサポートしております。

雨樋修理を頼むべき業者の見分け方 ・低価格に抑える方法

雨樋の修理費用を抑えるためには、どの業者に頼むか?もポイントの1つです。

雨漏り修理業者は、屋根や雨漏りなど全般に精通しており、雨樋の修理も多く行っています。

逆に、屋根業者・リフォーム業者・外壁塗装業者の場合は、屋根の全体的な葺き替えや塗装が本業なので、雨樋の修理に慣れていません。

必要のない、雨樋の修理とは関係のない、大規模な修理の見積もりを出されることも少なくありません。

みんなの雨漏り修理屋さんは、雨樋の修理の経験が豊富です。
雨樋修理の道具を常備した車で駆けつけるので、すぐに対応していますよ。

雨漏り / 雨どいの修理、防水工事などお気軽にどうぞ お見積・ご相談は無料!無料調査も当日OK! 放置しておくと大変なことになります。